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インプラント治療に対する雪下先生の考え・想い

インプラント治療に対する雪下先生の考え・想い

インプラント治療に対する考え方や想いについて

自分の歯と同じように食事を楽しむことができる。
これがインプラントの最大のメリットです。

入れ歯は人工物で口の内側を覆ってしまうため、「冷たさや熱さを感じにくい」「味が薄く感じる」といった声が少なくありません。自然な状態に一番近い欠損補てつの方法が、インプラントだと考えています。

また、ブリッジを固定するためには、両側の歯を削る必要があります。
もともと治療行為であるはずなのに、健康を阻害する施術を行うのは、矛盾した考え方だと思いませんか?
被害を最小限に抑え、効果を最大限に引き出す。それがインプラント治療だと信じています。

インプラント治療で嬉しかった経験

インプラント治療で嬉しかった経験

かつて、歯周病が原因で総入れ歯をしていた、40代半ばの男性が来院されました。
暗い表情が印象的でしたが、もともとこういう方なのだと思って、別に気にも留めていなかったのです。
ところがインプラントの施術後、見違えるような明るい性格の方だったことが判明。
食事の楽しみという、生活に欠かせない幸せの重大さに、改めて気付かされました。

驚いたのは、当院でインプラント治療をした方が、転倒事故で歯の欠損を治療しに来院されたときのことです。
自然歯のいくつかは折れたり抜けたりしているのに、インプラントはすべて無事。もちろん、差し歯の部分には損傷が認められましたが、土台はまったく影響がありませんでした。

インプラントに対する世の中の風潮について

 インプラントに対する世の中の風潮について

インプラントの医療事故が起きていることは事実です。そのこと自体は否定しません。
しかし、自分の技術に自信を持ち、安全な治療を行っている歯科医師が存在することも確かです。
マスコミはどうしても、話題性のある事柄に注目しがちです。その反面、一生懸命努力している姿は、面白みに欠けるのでしょうか。

もし私がマスコミ関係者であれば、一定のレベルに達していなくても施術ができてしまうような、現在の医療事情にフォーカスを当てたいと思っています。
事故は人が起こすのであって、インプラントそのものが起こすわけではありません。
その点をご理解いただければ幸いです。

インプラント治療の在り方について

インプラントに限りませんが、治療方法は、患者様が選択する時代になっていると思います。
では、医師の役目は何かというと、患者様に正確な情報を伝えることなのではないでしょうか。その上でインプラントを望まれるのであれば、私たちは治療に全力を尽くします。

こうした情報の中には、メリットデメリットのほかに、費用も含まれます。
現在は、保険が適用されるか否かがひとつの判断材料になっていますが、保険制度の存続自体を疑問視する医師も少なくありません。そうしたとき、民間の保険会社のような存在があれば、国民の一助になるのではないでしょうか。
もしかしたら、医療制度そのものを見直す必要があるのかもしれません。
042-385-0221